みなさんこんにちは! けんたろうです。
今回は「基礎年金番号」とはどういうものなのか?
また自分の「基礎年金番号」を知るにはどうすればよいのかなどについて説明いたします。
目次
「基礎年金番号」とは?
「基礎年金番号」とは国民年金や厚生年金、共済年金などの公的年金制度に加入する人にひとつだけ割り当てられる○○○○-△△△△△△という形式の10ケタの番号のことで、この「基礎年金番号」により個人の年金加入記録や受給記録が管理されます。
基本的に途中で「基礎年金番号」が変わることはありませんが、2015年の個人情報流出事故の対象者については新しい「基礎年金番号」が発行されています。
「基礎年金番号」はいつ発行される?
現在は20歳になると国民年金への加入手続きが自動的に行われ、「基礎年金番号」が記載された「年金手帳」が送付されてきます。
ただし20歳前に就職して社会保険(厚生年金)に加入する場合はその時に「基礎年金番号」が付与されます。
なお平成8年12月までは国民年金と厚生年金、共済年金でそれぞれ異なる「記号・番号」などが付与されていましたが、平成9年1月からは「基礎年金番号」に1本化されました。
オレンジ色ではなく青色の「年金手帳」が最新の基礎年金番号が記載されているものです。
「基礎年金番号」は何桁?
冒頭で述べました通り、「基礎年金番号」は4ケタ-6ケタの合計10ケタであり、数字のみで構成されています。
そして年金を受給し始めると年金の種類を表す4ケタの「年金コード」がくっついてきますので、○○○○-△△△△△△-××××と全部で14ケタになります。
ちなみに年金コードについては以下の通り。
※平成27年10月1日の被用者年金一元化以降に受発した共済厚生年金は1120や1130、1140といった年金コードになります。
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自分の「基礎年金番号」を調べる方法
「基礎年金番号」は「個人番号(マイナンバー)」と同等の個人情報なので、ねんきんダイヤルや年金事務所に電話しても絶対に教えてくれません。
年金事務所に本人が行けば教えてくれますが、下記の通り、他にも調べる方法がいくつかあります。
方法①:年金手帳で確認
青色の年金手帳には「基礎年金番号」が記載されています。
オレンジ色の手帳の場合は統合前の厚生年金の被保険者番号が記載されていることがあります。
会社に勤めている方は会社が年金手帳を保管していることがあるので、事務担当の方に聞いてみましょう。
方法②:基礎年金番号通知書で確認
基礎年金番号通知書は平成8年12月以前に被保険者資格を取得した人や共済組合に加入ていた人に送付されています。
方法③:国民年金保険料の納付書か領収書で確認
国民年金保険料を現金納付している方は毎年4月に送られてくる国民年金保険料納付書に記載されています。
方法④:口座振替額通知書で確認
国民年金保険料を口座振替にしている方に送付される通知書にも基礎年金番号は記載されています。
方法⑤:ねんきん定期便で確認
平成28年4月から平成29年3月送付分のねんきん定期便には「基礎年金番号」が記載されています。
なお平成28年4月から平成29年3月送付分以外のねんきん定期便には「照会番号」という12ケタの番号が記載されています。
「ねんきんダイヤル」か「年金事務所」に自分の照会番号を伝えて「被保険者記録」の交付を依頼すれば「基礎年金番号」が記載された記録を送ってもらうことができます。
方法⑥:年金証書で確認
年金の請求手続きを行った後に送付されてくる「年金証書」には基礎年金番号と年金コードが記載されています。
方法⑦:各種年金額の通知書で確認
毎年6月と年金振込額や振込口座に変更があった場合に送付される「年金振込通知書」
年金額の改定が行われた年の6月に送付される「年金額改定通知書」
年金支給額に変更があった場合に送付される「年金額変更通知書」
これらの他にも「年金支払い通知書」といった通知書には基礎年金番号+年金コードが記載されています。
なお「公的年金等の源泉徴収票」や「扶養親族等申告書」には「基礎年金番号」は記載されていません。
方法⑧:年金事務所の窓口で確認
年金手帳や通知書などが全く見当たらない時は住所地管轄の年金事務所の窓口に、本人が「顔写真付の身分証明書」を持参すれば教えてくれます。
代理人が行く場合は「本人の身分証明書のコピー」+「代理人の顔写真付の身分証明書」などが必要です。
まとめ
若いうちは自分の基礎年金番号なんて気にならないし、会社員は会社まかせなので尚更ですね。
でも会社を辞めた時や再就職する時などには「基礎年金番号」が必要になるので、常日頃から「基礎年金番号」がすぐに確認できるようにしておくのは大切なことです。